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なぜ、フリーになりたいと思ったのか

転職4回目の会社を辞めるか悩む

 

30代半ばにして5社目の会社をやめる事になった。理由はたくさんあるけれど、一番大きかったのは入社前に提示されていた条件に相違があったこと。1年前、勤めていたデザイン事務所を体調不良を理由に退職し、都心から外れたところにある在宅ワーク可の設計事務所へと転職をしたのだけど、ある日突然「在宅はコロナ渦で行った対応なので平常に戻ったら全員出社です。」と言い出した。

在宅ワークできる環境を整えているので、結婚しても出産しても仕事とプライベートを両立しやすいですよ、って言ってたじゃん。。

ってことで在宅を続けられないなら辞めますとなった。なぜなら、近々結婚する予定があるから。あくまで予定だけど、結婚しても子供が生まれても、親の介護があっても、できる限り仕事と両立していきたいと思ったから(それと煩わしい人間関係も極力避けたかったから)在宅ワーク可の仕事を選んだのに、この先ずっと片道1時間半もかけて会社に通うなんて本末転倒だ。

産休について悩む

通勤時間はもとより産休についての問題の方が私には大きかった。今の会社を続けた場合、いつか子供を授かったとしたら出産を機に退職することになる。でも小さな子供を抱えて新しい仕事を探すのは難しいだろうし保育園の問題も出てくるはず。今の会社をやめて転職をする場合を考えると、入社してから産休を取得できるまで1年は、、と考えると、30代半ば、時間に余裕はないので今転職しないといけないということになる。

子は授かりもの、若くもない私にとっては実際授かれるかも全く分からないのだけど、想定しておかなければならない未来と自分の年齢のリミットという壁にぶち当たり、しばらく眠れない日々を過ごした。

私は今まで何をしてきたのかと悩む

 

これまで数回転職をしているけれど、全てが前向きな転職だったわけではない。とんでもなく変な奴に付きまとわれて最後は殴りかからたこともあるし、前職は超多忙な毎日の中でいつの間にか実感がないまま体調を崩していた。そして今回は、在宅ワークという条件で入社したのに在宅が叶わないという摩訶不思議なことが起きている。逃げの姿勢で転職したつもりは無いけれど、きっとそうなっていた結果なのだと思う。もう、これから新しい会社に入社したってどんなトラブルに見舞われるか分からないし、私のライフイベントだって見えない。職歴だけが増えていくのではと猛烈に不安になるけど、でも起業するほどのスキルも勇気もない。私は今まで何をしてきて、これからどうして行きたいのかという疑問ときちんと向き合わざるを得なくなった。

そうだ、フリーになろう。

こうやってあれこれ考えている事って、友人や会社にはあんまり大ぴらには話せないけど、でも多くの女性はきっと同じように仕事とプライベートの狭間で悩んだ事でいると思う。どうなるかなんて分からない未来のことを考えてキャリアプランを考えるってすごく難しい。だって、結婚だって職場の人間関係だって自分1人で予定通りに進めていけることじゃないから。

今回の退職にあたっては一通り落ち込んでみたりもしたけれど、最後はこれをチャンスに変えるしかないのだと考えをシフトしてみた。

そうだ、フリーになってフリーに生きよう。

と言ってもいきなりフリーになる勇気はないので、新しい会社を決めていったん転職。ひとまずこれから1年の間に副業で収入を安定させることを目標にして、そこから先はフリーに生きる道を選択できるようにしようと決め、今日から私は本気を出します。